被災者の身元確認の問題を解消

被災者の識別

被災による死亡者の大量発生時に、被災者を特定するための従来手法が使用できないか、その結果に確証が得られない場合、遺伝子解析を用いることができます。次世代シーケンス(NGS)では、解析対象の遺伝子座数または各アリル長について制限がないため、証拠あるいは既知のリファレンスサンプルから最大限の情報を引き出すことができます。

従来、被災者を特定する手法として、指紋や歯によって特定する従来型手法がおそらく用いられてきました。検査室ではさらにDNA解析、キャピラリー電気泳動を用いたmtDNAシーケンスなどの分子レベルの手法が用いられます。大量死発生後に検査対象となるサンプルのタイプとしては、骨片、組織、DNAを含む種々の所有物、遺族による口腔内粘膜を付着させたスワブなどがあります。被災者特定のためのDNA鑑定のゴールは、易感染性の高いサンプルから可能な限り多くの遺伝子情報を抽出することです。キャピラリー電気泳動を用いた従来のDNA鑑定では、1つのアッセイ法を選択してしまうと、他の手法が行えなくなりがちです。解析を行う際には、証拠となる物質を評価し、分析法を決定しなければなりません。

被災者の特定

イルミナNGSテクノロジーでは、こうした問題を解消することができます。MiSeq FGxシステムなどのNGSシステムには、解析対象の遺伝子座の数や各アリル長に関する制限がありません。すべての遺伝子座は常染色体、X染色体およびY染色体マーカーのコアセット、複数カテゴリーのSNP、mtDNAゲノム、他のクラスの多型の解析が可能です。

この法医学ゲノミクスアプローチはMiSeqシステムの1ランで、証拠サンプルあるいは既知のリファレンスサンプルから最大限の情報を生成します。イルミナは被災者の特定のために、MiSeq FGXシステムにForenSeq DNA Signature Prep KitおよびNextera XT DNA Sample Prep Kitを組み合わせたワークフローを推奨いたします。

以下のをクリックしてワークフローの各ステップで利用できる製品をご覧ください。

DNA抽出および定量

DNA抽出および定量手法については、現在ご使用中の手法を推奨いたします。イルミナはこのステップでの製品はご提供しておりません。

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ディープシーケンスmtDNA
mtDNAのディープシーケンス

MiSeqシステムではmtDNA超可変領域のシーケンスにより、白骨化した遺体の身元を確認できます。

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MiSeqでのmtDNA解析
MiSeqでのmtDNA解析

MiSeqにより法医学mtDNAサンプルの解像度を向上させます。

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二つのプラットフォームに関する報告
二つのプラットフォームに関する報告

RocheのGS JuniorとイルミナのMiSeqを比較したISHI 24ポスターをご覧ください。

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