Illumina

本セミナーでは、東京大学 定量生命科学研究所の胡桃坂仁志先生を講師にお迎えし、以下の内容でご講演をいただきます。またイルミナからは最新の新製品情報をご提供します。
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生命情報は、ゲノムDNAとして細胞に保持されている。真核生物のゲノムDNAは、クロマチンと呼ばれるタンパク質-DNA複合体を形成することで、わずか数〜10μm程度の直径の細胞核に収納されている。クロマチンは4種類のヒストンH2A、H2B、H3、H4と150-200塩基対ほどのDNAからなるヌクレオソームを基本単位としている。近年、クロマチン構造による遺伝子制御の存在が明らかになり、DNA配列に依存しないゲノム制御である “エピジェネティクス” の根幹として注目されている。エピジェネティクスの破綻はさまざまな疾病の原因となり、クロマチンの構造とダイナミクスの多様性が生命活動の根幹として重要な役割を果たしていることが明らかになってきた。今回、クロマチンによる生命機能制御メカニズムの理解のための、ゲノム解析研究とクロマチン構造研究との接点を踏まえて議論したい。

内容

演者 東京大学 定量生命科学研究所
胡桃坂 仁志 先生
演題 「エピジェネティクス研究におけるゲノム解析と構造解析の接点」
企業講演演者 イルミナ株式会社 技術営業部 遺伝性疾患スペシャリスト
佐二木 健一
企業講演演題 「生命活動をマルチに解析できる次世代シーケンサー」

形式:PDF 

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