腸内細菌叢をはじめとするヒトの健康と微生物との関係を明らかにする研究に注目が集まっています。これまでの研究で、病原性細菌、ウイルスによる感染症のみならず糖尿病や肥満症のような代謝異常や免疫性疾患にも影響を与えることが明らかになっています。 

ヒトの細菌叢は、真核生物、古細菌、細菌、ウイルスなど様々な微生物群集で構成されています。次世代シーケンサーはこれら全ての生物群集を効率良く解析する手法として、これまでに数多くの研究プロジェクトで採用され、研究成果の報告がなされています。 

次世代シーケンス技術が貢献した研究論文を日本語でまとめた総説（論文要旨集）をご用意しました。腸内細菌叢の研究動向をさまざまな切り口から把握することができます。ぜひお役立てください。 

次世代シーケンサー論文要旨集：ヒトの健康と細菌およびメタゲノム

内容

• ヒト細菌叢
  • 腸の微生物叢 / 腸内細菌叢と疾患 / 炎症性腸疾患(IBD) / 代謝性疾患：糖尿病と肥満症 /肥満症 / 口腔細菌叢
• バイロームとヒトの健康
  • ウイルス集団 / ウイルス性動物由来感染症の保有宿主 / DNAウイルス / RNAウイルス / ヒトのウイルス病原体 / ファージ / ウイルスワクチン開発
• 微生物病原論
  • ヒトの健康に重要な微生物 / 抗菌耐性 / 細菌ワクチン
• 微生物集団
  • アンプリコンシーケンス：16SリボソームRNA / メタゲノムシーケンス：全ゲノムショットガンメタゲノミクス / 真核生物 / シングルセルシーケンス / プラスミドーム/ トランスクリプトームシーケンシング

形式：PDF