Illumina
 

環境DNA(eDNA)とは?

環境DNA、略称eDNAは、生物がある環境を通過する際に落としていく、あらゆる微量な遺伝物質のことを指します。環境DNAを次世代シーケンサーで解析することで、どのようにゲノム研究に新たなレベルの洞察をもたらすのかを、詳しくご覧ください。

イルミナゲノム解析漫画 - 【環境DNAってなんだ?】

イルミナオリジナルの漫画シリーズで、DNAとその環境の中で果たす役割について解説しています。イルミナiSchoolオンラインポータルに登録すると、全10回の漫画シリーズにアクセスできます。主人公の細井と染田と一緒に学んでみませんか?

 
[ウェビナー] eDNAとイルミナシーケンスによるオーストラリアの生物多様性の解明

生態遺伝学の第一人者であるAndrew Weeks博士が、eDNAとメタバーコーディングを用いてマレー・ダーリング流域の野生生物をモニタリングする画期的な研究について語ります。

水のサンプルから遺伝物質を採取する非侵襲的な方法であるeDNAが、水生生態系に対する我々の理解をどのように変えつつあるのかをご覧ください。Weeks博士は、イルミナのシーケンス技術が、1つの水サンプルからこれらの重要な水路に存在する多様な種の同定にどのように役立っているか、その詳細を掘り下げます。

今すぐ視聴する

Customer Interviews

環境 DNA 分析による生物調査とその応用

山口大学工学部の環境 DNA 研究センターでは、企業や行政とも連携し、環境 DNA 分析の技術開発や共同研究が行われています。魚類の環境 DNA 分析を起点に研究を進める同センターの中尾遼平先生に、現在の研究内容や今後の環境 DNA 研究の進展について 伺いました。

インタビューを読む

NGSで地球環境の生物多様性を解明するeDNA Frontiers

西オーストラリアのパースに拠点を置くeDNA Frontiersは、環境DNAをシーケンスし、生態系に生息する生物の検出、生物多様性監査の支援、侵入種の特定、希少生物の保護への貢献などを行っています。同グループの環境DNAへの取り組みや環境DNAが将来どのように使用されるかなどについて伺いました。

インタビューを読む

少量の水から魚類の分布や環境が読める 環境DNA で生物システムを網羅的に解析

神戸大学大学院 人間発達環境学研究科の源利文先生は、世界でも早い時期に環境DNA 分析を用いる研究に着手し、学会設立や水を使う環境DNA 分析のマニュアル作成にも尽力されています。今後多方面での応用が期待される環境DNA分析の方法論やその意義について、源先生に伺います。

インタビューを読む

強力なレンズのように、生物多様性の変化を捉える環境DNAシーケンス

環境DNAの潜在的なアプリケーションには、港湾モニタリング、生物多様性調査、バラスト水試験、土壌試験などがあります。

ビデオを見る

水や土壌に含まれる環境DNAから生物種と存在量を推定

海洋や河川など水中の生態系調査や環境モニタリングは従来、潜水、捕獲などにより目視、検鏡で観察する手段を用いてきました。これは手間と時間がかかるだけでなく、測定者によって結果がばらつくなどの課題がありました。

PDFをダウンロード

ゲノムの力で農業の課題に挑戦する研究を支援

ジャパンアグリ iSeq 100 グラント2018は、日本の農業研究に iSeq 100 システムを活用いただくための助成プログラムです。複数いただいたご応募の中から2018年の受賞者は環境DNA分析にとり組まれる研究者に決定しました。

インタビューを読む

環境DNA論文

環境DNAをテーマにした魅力的な研究が発表され、私たちの環境を分析、理解し、保護するために、このアプリケーションがより広く採用されるべきであるという説得力のある証拠が得られています。科学者がどのように自然環境からDNAの痕跡を探し出し、地球上の生命の秘密を解明しているかを紹介します。

A Practical Guide to DNA Metabarcoding Forentomological Ecologists

本レビューでは、昆虫生態学者が種の同定を目的とした独自のDNAメタバーコード研究を設計し、健全な生態学的結論が得られるように支援するための実践的ガイドを提示しています。

詳細はこちら

Advancing the Protection of Marine Life Through Genomics

ゲノム技術の急速な発展は、海洋生物の保護、管理、保全のあり方を大きく変える可能性を持っています。海洋保護・修復の取り組みにおいて、遺伝学とゲノミクスがどのように活用されてきたかを検証し、今後の道筋を提示しています。

詳細はこちら

Measuring Biodiversity from DNA in the Air
Clare et al., February 2022, Current Biology 32, 693–700

空気中から抽出された環境DNAは、さまざまな動植物の種やその生態学的相互作用を特定するために使用できることが、多くの新しい研究によって立証され、陸上バイオモニタリングにおける空気中の環境DNA分析の可能性を示しています。

詳細はこちら

メタバーコーディングは、分子生態学や環境モニタリングにおいて急速に選択される手法となりつつあります。メタバーコードプロジェクトの規模と複雑さが増すにつれて、データの質の高さと結果の完全性を確保するために、慎重にプロジェクトを計画する必要とがあります。
このレビューでは、メタバーコーディングDNAシーケンスライブラリーを構築するための重要な技術的検討事項、およびイルミナのシーケンステクノロジーにより、スケーラブルなサンプルプールと識別子を使用したデマルチプレックスが可能となり、メタバーコーディング研究における多数のサンプルを効率的に解析できる方法について説明します。

詳細はこちら