かずさDNA研究所は、植物ゲノムを収集し、誰でも利用できるようにするオンラインデータベース「Plant GARDEN」の取り組みをリードしています。先端研究開発部植物ゲノム・遺伝学研究室の磯部祥子博士によると、既存のデータベースの多くは研究者向けのものです。一方で、Plant GARDENは科学者や育種業界関係者、さらに教育者、そして植物や遺伝子の構成に単に興味のある一般の人々をも呼び込むことを目的にしています。
アレイベースのSNPジェノタイピングプラットフォームは、シーケンスによるジェノタイピング(GBS)テクノロジーに比べ、ジェノタイプエラーと欠損データの割合が低くなっています。研究と育種の両方のアプリケーションに使用するハイスループットで低コストかつフレキシブルなジェノタイピングアッセイを作成する際のデザインの決定は、成功の鍵となります。
International Wheat Genome Sequencing Consortium主催のこのウェビナーでは、AgriBio Australia社のシニアリサーチサイエンティストのGabriel Keeble-Gagnere氏が、研究および育種の幅広いアプリケーションにおいて、このアレイがコスト効率に優れていることを説明します。
ウェビナーを見る本ウェビナーでは、Agriculture VictoriaのSukhjiwan Kaur博士が、豆類でのプレブリーディング(ひよこ豆)と育種(レンズ豆とソラマメ)におけるゲノム予測の統合の最近の進歩について説明します。ゲノム選抜は、繁殖サイクルの早い段階で個体の育種価を予測し、世代間隔を短縮することで、単位時間当たりの遺伝的利益を増加させることができます。
ゲノム推定育種価(GEBV)は、育種において情報に基づいた選抜を行い、交雑において最も成績の良い親を選択し、有益な対立遺伝子の組み合わせが改善された遺伝株を生成するために使用されます。
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