Sayan Buaban博士は、タイの農業協同組合省畜産振興局(DLD)で、研究および動物の遺伝評価部門を率いています。このインタビューでは、Sayan博士が、牛の育種において選抜メリットの精度を高めたうえで世代間隔も短縮できるゲノム選抜の利点を紹介します。Sayan博士が取り組んでいる牛のジェノタイピングの研究、タイの畜産農家にもたらされる影響、さらにイルミナのiScanシステムとIllumina BovineSNP50 v3 BeadChip Microarrayによるゲノム選抜法の利点についてお話しいただきました。
畜産農家は、乳量の多いホルスタイン種や、肉質が良く、肉量が多い黒毛和種(和牛)などの牛を望んでいます。一般社団法人家畜改良事業団、家畜改良技術研究所、遺伝検査部の荻野敦博士らは、畜産農家を科学的に支援しています。荻野博士にお話を伺い、博士が取り組んでいる牛の研究とゲノミック評価の重要性を語っていただきました。