次世代シーケンサー(NGS)

次世代シーケンサーの前例のないデータ量、拡張性、そしてスピードにより、かつては不可能であったレベルで生物学系研究を行うことができます。

最近の複雑なゲノム研究の疑問は、従来のDNAシーケンス技術の能力を超えたより詳細な情報を必要としています。次世代シーケンサーは、このギャップをうめ、これらの疑問に取り組むための日々の研究ツールとなっています。

NGSでできること

革新的なNGSサンプル調製とデータ解析オプションにより、幅広いアプリケーションが可能となりました。
NGSにより、高解像度のシーケンス主体の以下のような研究が可能です。

利用しやすい全ゲノムシーケンス

キャピラリー電気泳動ベースのサンガーシーケンスを用いたヒトゲノムプロジェクトには、10年以上の期間と約30億ドルのコストがかかりました。

対照的に、次世代シーケンサーにより、誰でも大規模全ゲノムシーケンスを実施できるようになりました。

発現プロファイリングの制限のないダイナミックレンジ

NGSは、シーケンスベースの遺伝子発現解析をアナログ技術から「デジタル」へと変換させました。これにより、マイクロアレイの網羅性をqPCRの解像度と同じようにRNA発現の定量化が可能となりました。

マイクロアレイ遺伝子発現測定は、下限でのノイズと上限での飽和というノイズによる制限があります。一方、NGSは、個別のデジタルシーケンスリードカウントを定量し、制限のないダイナミックレンジを提供します。

ターゲットシーケンスの調節可能な解像度

NGSは、非常に拡張性が高く、各実験の必要度にあったレベルの解像度へ調節することができます。

ターゲットシーケンスにより、ゲノムの特定領域に研究をフォーカスすることができます。多数のサンプルに対して、浅いスキャンを行うか、特定領域で稀な変異を見つけるために、少ないサンプルに対して、深部までシーケンスをするかを選択できます。

イルミナのNGSはどのようなものか?

イルミナの次世代シーケンサーは、古典的なサンガー連鎖停止反応手法とは根本的に異なるアプローチを利用しています。1塩基合成テクノロジー(SBS) を活用し、DNA鎖がコピーされると共に標識化ヌクレオチドの付加を追跡することで、大量並列シーケンスを可能にします。

NGSは、サンガーシーケンスと比べてより豊富で完全な大量のDNA配列データを生成します。イルミナのシーケンスシステムは、1回のランで、300kbから1Tbのデータ出力ができますが、これは装置の種類と設定に依存します。

イルミナ次世代シーケンサーの最新の進化

最新のイルミナ次世代シーケンサーにおけるブレイクスルーは以下を含みます。

  • 2色SBS: このテクノロジーは高品質および精度を保ちながら、さらに迅速なシーケンスを可能にします。
  • 整列化パターンフローセル: このテクノロジーによりデータ産出とスループットが飛躍的に向上しました。
  • 1000ドルゲノムシーケンサー: HiSeq X Tenシステムではついにヒト全ゲノムシーケンス1000ドルの壁を打ち破りました。

あなたの研究室にも次世代シーケンサーを

下記のリソースではNGSを検討している研究者に、価値のある情報をお届けしています。

最適な次世代シーケンサープラットフォームを選択

イルミナのNGSプラットフォーム比較表 比較表を用いて、最適なシーケンサーを選択してください。より詳細な情報が必要な場合は、
NGSシステム購入ガイドをご覧ください。

プッシュボタンでのNGSデータ解析

ゲノミクス計算環境であるBaseSpaceにより、バイオインフォマティクスの専門知識なしでも簡単に NGSデータを解析 することができます。

シーケンステクノロジービデオ

Illumina Sequencing TechnologyIllumina Sequencing Technology
SBS テクノロジーをご覧ください。

 

 

NGSのアプリケーション

全ゲノムからRNA-Seqまで幅広いシーケンス手法に利用されています。
NGSが下記の分野でどのように利用されているかをご覧ください。

詳細なNGSイントロダクション

イルミナのNGSのより詳細なご紹介はこちらをご覧ください。

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ライブラリー調製

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