イルミナがMiSeq® Grant Programの受賞者を発表 微生物生態学、未治療の疾病、そしてヒトの健康における独創的な研究を加速

微生物生態学、未治療の疾病、そしてヒトの健康における独創的な研究を加速

2012年11月7日サンディエゴ（BUSINESS WIRE）——イルミナ・インク（Nasdaqコード:ILMN）は本日、同社のMiSeq Grant Programの受賞者を、サンフランシスコで開催中の米国人類遺伝学会議（ASHG）の年次会合において発表しました。このMiSeq Grant Programには、40を超える国々の研究者から約850件に及ぶ応募があり、その研究分野は微生物学、癌、遺伝性疾患、進化生物学など、多岐にわたりました。

受賞者は以下のとおりです。

• 米国メイン州イーストブースベイのビグロー海洋科学研究所　Ramunas Stepanauskas氏
  研究テーマ：培養不可能な深海微生物株の単一細胞シーケンス
   
• オーストラリアメルボルンのラトローブ大学　Stephen Doyle氏
  研究テーマ：アフリカ河川盲目症の病原体の薬物耐性
   
• 米国テキサス州サンアントニオのテキサスバイオメディカル研究所　Karin Haack氏
  研究テーマ：心血管疾患に関与する遺伝子のターゲットリシーケンス

イルミナのDistinguished ScientistであるGary Schrothは、「我々は、MiSeqの応用範囲を拡大し、イルミナテクノロジーを用いて新たなアプリケーションを開発する研究者の皆さんと協力できることを喜ばしく思っています」と述べ、さらに「今回のプログラムへの応募研究は、非常に広範囲にわたる独創性にあふれるものでした。当社は今回の受賞者の皆さんと一緒に、それぞれの専門領域において新しい発見をし、研究を革新および加速することを楽しみにしています」と語っています。

MiSeq Grant Programは、世界各地の新規および既存のお客様を含めた研究者を対象としており、研究のために次世代シーケンサーを利用したり、次世代シーケンサーでのみ実現可能なアプリケーションの開発を推進するために設置されました。

応募された研究は、イルミナの科学評価チームにより、科学的利点、独創性およびMiSeqシステム独自の能力の適用性に基づいて評価されました。受賞された3名の研究者にはそれぞれ合計15万ドル以上に相当する、MiSeq、サンプル調製およびシーケンス試薬のキット、データ解析ソフトウェアとストレージ、トレーニングおよびテクニカルサポートが提供されます。

創設者であるNick Haan、Graham Snudden両氏は指導的立場に留まりますが、ブルーノーム社はイルミナの診断薬部門Greg Heath SVP（上級副社長）兼統括マネージャーの管轄となります。同社は英国ケンブリッジに本部を構えるほか、バージニア州フェアファックス、そしてシンガポールにも事業所を有しています。

Greg Heathは、「当社のテクノロジーは急速に進歩しており、人々の暮らしを飛躍的に向上させられるような臨床での活用法の実現が近づきつつあります。ブルーノーム社はイルミナのゲノミクス・ソリューション、事業目標の全体に完璧にフィットする、素晴らしい戦力だと思います。有能なチームを迎えられることを非常に楽しみにしています」と付け加えています。