プレスリリース

イルミナが包括的なゲノムプロファイリングを前進させるためBristol Myers Squibb、Kura Oncology、Myriad GeneticsおよびMerckとの新しいさまざまな腫瘍学パートナーシップを発表

(当リリースは、Illumina Inc.が2021年1月11日付けで発表した英文プレスリリースを日本語に翻訳したものです。プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。)

サンディエゴ―(BUSINESS WIRE)―Illumina, Inc. (NASDAQコード: ILMN)は、最先端のプレシジョンメディシンをもたらす遺伝子シーケンスとともに、プレシジョンオンコロジーにとって標準的で世界中に配布可能なツールへの弊社の取り組みを前進させる、新しいさまざまな腫瘍学パートナーシップのポートフォリオを発表いたします。

本日カリフォルニア州サンフランシスコの第39回J.P. Morgan Healthcare Conferenceで、イルミナCEOのFrancis deSouzaが、優れた包括的なゲノムプロファイリング製品群であるTruSight™ Oncologyの範囲拡大を目指す一連の腫瘍学パートナーシップを発表しました。

TruSight Oncology 500 (TSO 500)は523の既知および新しい腫瘍バイオマーカーを同定するために設計された、研究目的に使用限定された包括的な汎がんアッセイです。TSO 500は腫瘍サンプルのDNAやRNAを使用し、小さなDNAバリアント、融合、およびスプライスバリアントのようながんの進行に重要な意味を持つ主要な体細胞変異を同定します。イルミナはTSO 500の内容に基づき、TruSight Oncology製品群に体外診断用医薬品(IVD)を追加いたします。この包括的腫瘍プロファイリングアッセイはTSO 500と同様なケミストリーと分析力を有し、現在規制当局の審査を受けております。今年後半にアメリカとヨーロッパで発売される予定です。

deSouzaは以下のように述べています。「がんはゲノムの病気であり、早期発見や診断から治療法の選択やモニタリングまで、がん治療においてますますNGSを基盤とした検査を活用していきます。弊社のTruSight Oncologyパイプラインの継続的な拡大が、マルチがんの早期発見を進めているGRAIL社の計画的買収を補っています。」

イルミナはコンパニオン診断(CDx)を開発するためにTSO 500アッセイの内容を活用しています。下記パートナーシップはがん診断の業界リーダーとの連携、およびプレシジョンオンコロジーの促進へのイルミナの参画を明示しております。

  • BRISTOL MYERS SQUIBB: Bristol Myers Squibb は2018年に開始した連携を進展させて、マイクロサテライト不安定性のCDxおよびイルミナのはじめてのリキッドバイオプシーアッセイであるTruSight Oncology 500 ctDNAの内容に基づいた診断を開発しています。どちらの展開もBristol Myers Squibbのがん治療学のポートフォリオにより世界的な利用が計画されています。
  • KURA ONCOLOGY: Kura Oncologyとのパートナーシップでは頭頚部扁平上皮細胞がんのHRAS変異に対するCDxのを中心に取り組んでいます。

BRCA変異がんへのPARP阻害剤の臨床使用と相同組換え修復欠損(HRD)患者の増加に応えるため、イルミナはTruSight Oncologyポートフォリオの臨床使用を拡大していくため連携しています。

  • MYRIAD GENETICS: イルミナは一部の市場において期間限定で独占的にMyriadと連携し、HRDの診断用の配布キットを開発および商品化をし、MyriadはTruSight Oncologyの内容とMyriadのmyChoice® CDx検査の組み合わせによりHRDサービスの提供を広めてまいります。

Myriad Genetics社長兼CEOであるPaul J. Diaz氏が以下のように述べています。「Myriadとイルミナの協定は、臨床的に確認されたコンパニオン診断と次世代シーケンサーを組み合わせ、腫瘍サンプルの包括的ゲノムプロファイリングを推進し、がん患者に対する改善された結果の提供を促進します。イルミナのような優れたヘルスケアリーダーと取り組んで、MyriadのmyChoice CDx検査の専有技術へのアクセスを世界に広げ、腫瘍学市場への革新的なソリューションをもたらすことができて光栄です。」

  • MERCK: さらに、イルミナとMerckはTruSight Oncology HRDの展開に焦点を当てた研究を進めています。

イルミナCorporate Business Development, Senior Vice PresidentのJoydeep Goswamiが以下のように述べています。「イルミナは腫瘍学製品群およびパートナーシップを導入して多角化する努力を続けています。私たちは力を合わせて患者様やお医者様にすぐに実行可能な洞察を迅速に提供するお手伝いをし、経験に基づいた治療選択といった要素を取り除いていきます。私たちはシーケンスが最先端のプレシジョンメディシンをもたらすことを鑑み、これらのパートナーシップだけでなく、目の前にあるその他のチャンスにも刺激を受けています。」

すべての取引の金銭的条件は開示されていません。

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イルミナについて

イルミナは、ゲノムのパワーを解き明かすことにより、人々の健康を改善することを目指しています。革新的な取り組みに注力することにより、研究、臨床、および応用市場でお客様に製品を提供しながら、DNAシーケンスおよびアレイベースの技術におけるグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。私どもの製品は、ライフサイエンス、腫瘍学(がんゲノム)、生殖医学や遺伝医学、農業およびその他の新たなセグメントでの応用に利用されています。イルミナ製品についての詳細はこちらから:jp.illumina.com、または www.facebook.com/illuminakk/をご覧ください。

将来の見通しに関する記述

本プレスリリースの記述には、1933年米国証券法第27A条および1934年米国証券取引法第21E条に定める意味において、「将来の見通しに関する記述」が含まれている場合があります。かかる将来の見通しに関する記述には、イルミナが事業を展開する業界およびマーケットにおける将来の事象や成長に関するイルミナの予測、確信など、リスクおよび不確実性が内在しています。実際の結果に将来の見通しに関する記述と大きく異なる影響を与えうる重要な要因には、以下のようなものが含まれます。(i) COVID-19パンデミックがイルミナの事業にもたらす影響、(ii) 新製品および新サービスの開発、上市に内在する課題、(iii) 新製品および新サービスの有用性、(iv) 顧客が採用する新製品および新サービスの速度や規模、ならびに直近のフォーム10-Kおよび10-Qを含む証券取引委員会への提出書類、または日時が事前に公表されるカンファレンスコールで開示される情報において詳述するその他の要因が含まれます。イルミナは、これらの将来の見通しに関する記述を更新するとは限らず、そのような義務を負いません。また、アナリストの予測の見直しや確認、または当四半期の進捗状況に関する中間報告もしくは更新についても、そのような義務を負うものではありません。

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Source: Illumina, Inc.