プレスリリース

イルミナ、AI創薬開発企業との連携を拡大しBillion Cell Atlasプログラムを強化

パートナー企業は前例のない規模のデータを活用し、プレシジョンメディシンの実用化を推進します

当リリースは、Illumina Inc.が2026年7月16日付けで発表した英文プレスリリースを日本語に翻訳したものです。プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します。

サンディエゴ, 2026年7月16日 /PRNewswire/ -- Illumina, Inc. (NASDAQ:ILMN)は本日、Billion Cell Atlasアライアンスに、AIネイティブな創薬企業であるFormation Bioを含む3社の新たな企業メンバーが参画したことを発表しました。AIを活用した創薬、医薬品設計、開発の分野をリードするこれらのアライアンスメンバーは、イルミナが保有する前例のない規模のゲノムワイド摂動データを、次世代治療法の開発基盤として活用します。

「創薬から開発に至るプロセス全体における主要なボトルネックに対処できるように、Cell Atlasを構築しています」と、イルミナのBioInsight担当シニアバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーであるRami Mehioは語ります。「私たちは、仮想細胞モデルをトレーニングし、生物学における最も根本的な課題の一部を解決するための基盤となるフレームワークを構築しています。パートナーは、この独自のデータセットを活用することで、生物学的な洞察から承認された医薬品に至るまでの道のりに伴うリスクを低減し、そのプロセスを大幅に加速させることができます。」

2026年1月に、AstraZeneca、Merck、Eli Lilly and Companyを創設メンバーとして始動したBillion Cell Atlasは、研究者が新規創薬ターゲットの発見と検証を行い、薬剤や疾患の作用機序を解明し、さらに新たな適応症の可能性を探索できるよう支援します。これまでに3億5,000万個を超える細胞がシーケンスされ、6ペタバイト以上のゲノムデータが生成されてきました。疾患関連細胞および正常細胞を含む数百種類の細胞タイプを網羅するAtlasの規模と多様性により、疾患がどのように発症し進行するのか、そしてその進行をどのように抑制または逆転できる可能性があるのかが明らかになることが期待されています。

Formation Bioモデルは、すでに臨床段階に近い、あるいは臨床段階にある有望な医薬品候補を特定・取得し、その後、AIとテクノロジーを活用して、より迅速かつ効率的に開発を進めるというものです。「本モデルの重要な目的は、特にエビデンスが断片的であることが多いファーストインクラス医薬品の開発プログラムにおいて、アセットの選択や適応症に関して、より適切な意思決定を行えるようにすることです」と 、Formation BioのCEO兼共同創業者であるBenjamine Liu氏は述べています。「Illumina Billion Cell Atlasを活用することで、細胞特異的な因果生物学という新たな視点から、治療領域の仮説やターゲットと適応症の組み合わせを検証できることを大変うれしく思います。こうして得られる洞察を、遺伝学やヒト生物学、トランスレーショナルエビデンス、臨床データなどと組み合わせることで、適切なアセット、適応症、患者集団、そして試験デザインの選択を支援し、最終的には重要な新薬を患者さんへお届けする可能性を高めることができます。」 

創薬と開発を変革するには、大規模な生物学的理解が必要

Formation BioにとってAtlasは、特定の患者集団において薬剤がなぜ効果を示すのか、あるいはなぜ効果を示さないのかについての洞察を提供するものです。大規模なシングルセル摂動データにより、候補薬剤が疾患生物学とどのように相互作用するかをより正確にモデル化できるようになり、どの患者サブグループが最も高い反応を示す可能性があるかを特定する能力が向上します。このことは、臨床試験の設計にも役立ちます。またAtlasは、医薬品開発において最も重要な意思決定の一つである、「どのアセットを、どの適応症で開発するか」という判断を支援します。

これは特に、ターゲット生物学的には十分な裏付けがある一方で、臨床的な先例が限られているファーストインクラス医薬品にとって重要です。細胞状態に特異的な摂動データを、遺伝学的エビデンス、ヒト生物学的エビデンス、トランスレーショナルエビデンス、臨床エビデンスと統合することで、Formation Bioはターゲットと適応症の組み合わせをより厳密に検証し、最も反応が期待される疾患状況や患者集団を特定できます。その結果、臨床試験の成功確率が最も高いプログラムに、優先的に取り組むことが可能になります。

「生物学におけるAIの次なるフロンティアは、基盤となるトレーニングデータセットの構築にかかっています」と、イルミナのAI担当バイスプレジデントであるKyle Farhは語ります。「これまでシングルセルデータの大半は観察データでした。私たちはそれを変えようとしています。そしてその過程で、生物学において何が可能なのかを改めて定義したいと考えています。」 

Illumina Billion Cell Atlasについて

Illumina Billion Cell Atlasは、世界最大規模のゲノムワイドな遺伝子摂動データセットです。200を超える疾患関連細胞株を対象に、CRISPRを用いて10億個の細胞が遺伝子変化にどのように応答するかを捉えることを目的としています。本プログラムは2026年1月に、AstraZeneca、Eli Lilly and Company、Formation Bio、Merck、2社のAI創薬パートナーをメンバーとして開始されました。完了時には、ヒト疾患生物学に関するこれまでで最も包括的なマップとなる見込みです。Illumina Billion Cell Atlasをはじめとするマルチオミクスイニシアチブの詳細については、こちらのリンクをご覧ください。

イルミナについて 

イルミナは、ゲノムの持つ力を解き放つことで、人々の健康向上に貢献することを目指しています。イノベーションへの継続的な取り組みにより、DNAシーケンシングおよびアレイベース技術の分野におけるグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。イルミナは、研究、臨床、応用市場の顧客にサービスを提供しており、その製品はライフサイエンス、腫瘍学、生殖医療、農業、その他の新興分野において幅広く活用されています。詳細については、illumina.comをご覧ください。また、X、Facebook、LinkedIn、Instagram、TikTok、YouTubeでも当社の情報をお届けしています。 

連絡先

投資家向け窓口:
イルミナ投資家向け広報
858-291-6421
IR@illumina.com

メディア向け窓口:
Christine Douglass
PR@illumina.com

Cision以下のマルチメディアをダウンロードすることで、オリジナルコンテンツをご視聴いただけます:https://www.prnewswire.com/news-releases/illumina-expands-billion-cell-atlas-program-with-new-ai-drug-developers-302827780.html

SOURCE Illumina, Inc.

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