2026年8月14日
この夏、イルミナは2026年STEM Scholarsプログラムの一環として、地元の高校生25名以上をサンディエゴ本社に迎えました。これは、次世代のSTEMリーダーを育成し、刺激を与えることを目的とした2週間の体験型プログラムです。イルミナとSan Diego Squared(SD2)の連携により実施されており、体験型学習、専門能力開発、キャリア探索、そしてイルミナ社員との有意義な交流を組み合わせた内容となっています。今年の参加者を加えると、2023年のプログラム開始以来、STEM Scholarsの参加者総数は100名に達しました。
「イルミナとの連携は、単なるサマープログラムではありません。これは人材育成モデルとして機能しています」と、SD2の最高執行責任者であるKarmin Noar氏は話します。「私たちは共に、STEM分野のキャリアへのアクセスを拡大し、優秀な学生たちが地域社会に必要とされる科学者、エンジニア、イノベーター、そしてリーダーになるための道筋を築いています。」
学生たちは、実験技術、ゲノミクスの応用、データ解析について学ぶとともに、チームワークや人前で話すためのスキルも高めました。
Scholarsが語る、本プログラムのインパクト
今年のSTEM Scholarsたちは、プログラムを通じて身につけたスキルや知識、そして経験を共有し、このプログラムがもたらしたインパクトを示してくれました。
この秋にUC Berkeleyへ進学し、生物科学を専攻予定のBrianna Torres Cabreraさんにとって、このプログラムは、生物学と微生物学に対する長年の関心をさらに深めるとともに、STEM分野における新たな機会を知るきっかけとなりました。高校卒業資格と大学単位を同時に取得できるデュアルエンロールメント課程を修了したBriannaさんは、学業の次のステージに向けて準備を進める中で、将来は後輩たちを鼓舞する存在として地元に戻ってきたいと考えています。
San Jose State Universityへ進学予定で、データサイエンティストを目指すRudy Galvanさんは、プログラムを通じたメンターシップが自身の目標形成にどのように役立ったかについて語りました。バイオインフォマティクスへの情熱を共有するイルミナ社員のメンターと協働したことで、自身の将来のキャリアの可能性を具体的に思い描けるようになっただけでなく、他者を支援することの重要性も改めて認識したといいます。高校最後の1年間、Rudyさんは、ラテン系の学生を支援し、教育機会へのアクセス向上に取り組む学生団体の再建にも力を注ぎました。
Jared Graciasさんは、UC Irvineでコンピューターサイエンスを学び、サイバーセキュリティに関心を持っています。このプログラムがどのように自身の自信を深め、専門的なスキルを磨く助けとなったかを共有してくれました。
「STEM分野の専門家とネットワークを築く機会があったことで、その世界がより身近なものに感じられるようになりました」と、Graciasさんは学生たちに語りました。彼はまた、自分自身の意見をしっかりと伝え、新たな機会を積極的に追求する自信も得たといいます。
STEM Scholarsの卒業生であるMelissa Cuevas Sanchezさんにとって、この経験は他の学生たちと同様に価値のあるものとなりましたが、それはまた別の形での成果、すなわち将来に対する明確な見通しをもたらしてくれるものでもありました。
当時バイオテクノロジーやバイオメディカルエンジニアリングに関心を持っていたMelissaさんは、そうしたキャリアについてさらに知りたいという思いからプログラムに参加しました。さまざまな部門で働く社員との対話を通じて、イルミナのような組織がどのように運営されているのかを幅広く理解するとともに、自身の情熱が別の分野にあることに気付きました。
現在、彼女はUC BerkeleyのManagement, Entrepreneurship, and Technology Programを通じて、土木工学とプロジェクトマネジメントの学習を進める予定です。
成功への道筋は一つではない
今年のプログラムのハイライトの一つは、STEM Scholarsの卒業生によるパネルディスカッションでした。卒業生たちは、プログラムでの経験が自身の進学やキャリア形成にどのような影響を与えたかを共有しました。
多くの卒業生は、このプログラムを通じて初めてSTEM分野で働く社会人やメンターと出会い、実際の職場環境に触れ、自分自身がそのような職業に就く姿を思い描くことができたと語っています。
またパネリストたちは、模擬面接や専門能力開発ワークショップが、大学への出願や奨学金の獲得、インターンシップへの応募、そして社会人としての自信を育むうえでどのように役立ったかについても紹介しました。
「このプログラムで最も良かったことの一つは、自分の声をどのように使うかを学べたことです」と、卒業生のTimmy Nguyễnさんは語りました。この経験を通じてTimmyさんは、質問すること、メンターに積極的に働きかけること、そして自分のために声を上げることの大切さを学びました。
ほかの卒業生たちも、現在の参加者に対して、新たな機会に対してオープンであり続けること、他人と比較するのではなく自分自身の成長に目を向けること、そして得られるあらゆるつながりを活用することの重要性を伝えました。
こうした助言は、このプログラムがもたらす最も重要な成果の一つである「帰属意識」を改めて示すものでした。
「STEM Scholarsプログラムは、学生、コミュニティパートナー、そしてイルミナのボランティアが共通の目的のもとに集まったときに生まれる、素晴らしいインパクトを体現しています」と、イルミナのSTEM Scholarsプログラムを率いるJen Nahama氏は語ります。「このプログラムで最もやりがいを感じることの一つは、学生たちが自分でも気づいていなかった可能性を見出し、自信を育み、自らの可能性を心から信じてくれるメンターと有意義なつながりを築いていく姿を見ることです。参加者たちが自らの強みに気づき、帰属意識を見出し、自分では想像もしなかった未来を思い描き始める様子を見るたびに、このプログラムの持つ影響力の大きさを実感します。」
次世代のイノベーターを育成する
イルミナにとってこの取り組みは、科学とイノベーションの未来への長期的な投資を意味しています。学生たちとつながることで、このプログラムはより包括的な人材パイプラインの構築に貢献しています。
現在、STEM Scholarsの卒業生たちはカリフォルニア州内外の大学に在学し、研究機会の追求やインターンシップの獲得に取り組むとともに、生物科学やバイオエンジニアリングからデータサイエンス、サイバーセキュリティ、起業に至るまで、さまざまな分野でのキャリアを模索しています。
イルミナとSD2は協力し、学生たちがSTEM分野のキャリアを探求できるよう支援しているだけではありません。意欲と可能性を持つ若者たちが自信を育み、有意義なつながりを築き、自らの未来の可能性を思い描ける機会を創出しています。


