プレスリリース

イルミナ、ドイツダルムシュタットのMerck KGaA、およびGeneaがGlobal Fertility Allianceを設立し、生殖補助医療における優れた技術の開発へ

Global Fertility Allianceが不妊治療に関連するラボプロセスを確認、改善へ

(当リリースは、Illumina Inc., が2015年6月8日付けで発表した英文プレスリリースを日本語に翻訳したものです。
プレスリリースの正式言語は英語であり、その内容・解釈については英語が優先します)

2015年6月8日サンディエゴ--(BUSINESS WIRE)--イルミナ(NASDAQコード:ILMN)は、本日、卓越した不妊治療技術および生殖補助医療(assisted reproductive Treatment –ART)を行うラボでのプロセスを進展させるための新たな協力関係となるGlobal Fertility Allianceを設立することを発表しました。このアライアンスは、革新的な不妊治療技術の開発を進めるイルミナ、ドイツのダルムシュタットに本社を置くMerck KGaA、Geneaの提携により実現しました。

今回のアライアンスでは、ARTにおける一貫性を世界規模で改善することを目的とし、ARTラボにおける不妊治療プロセスの更なる標準化へのニーズに取り組みます。2015年6月13日にポルトガルのリスボンで開かれる第31回European Society of Human Reproduction and Embryology(ESHRE)年次会議で、3社はその新規構想に着手します。今回の協力は、イルミナにとって成長市場である不妊治療技術のグローバル基準を設定し、子供を望む家庭を支援するという最終目標に向けた重要な前進となります。

「私たちは、不妊治療薬分野におけるグローバルリーダーとして、投薬治療を超えた革新的技術によるARTの成功および改善を支援すべく全力で取り組みます。」と話すのは、ドイツのダルムシュタットを本拠とするMerck KGaAのバイオ医薬品事業部、Global Strategy and Franchises部門長であるMeeta Gulyani氏です。「イルミナやGeneaのようなパートナーと共にGlobal Fertility Allianceを組むことにより、ARTラボで必要とされるグローバル基準の開発支援を目指します。これにより、多施設・多国間において高いレベルで一貫したプロセスの遂行が保証されることになります。

アライアンスを設立したイルミナ、ドイツのダルムシュタットを本拠とするMerck KGaA、およびGeneaは、ARTラボにおける技術およびプロトコルの標準化に貢献することで、不妊治療の転帰の改善に寄与したいと切望していることを強調しています。現在のところ、医療行為や技術の多様性が、一貫性に欠ける結果や転帰の不整合に繋がっています。ART技術における新機軸の重要性を認識することで、Allianceは次の3つの方法により発展および革新を推進することを目的としています。まず、創立メンバーは、不妊治療における複数の先導的技術の統合を進めることを目指します。次に、上記を足掛かりとして、優れた医療従事者や医師会と提携し、グローバル基準の開発を目指します。最終的に、不妊治療分野における技術の急速な進歩に合わせて、世界中の医療従事者のために教育リソースも開発する予定です。上記の取り組みには、トレーニングカリキュラム、ワークショップ、さらにはモデルラボおよびメディカルミーティングでのシンポジウムやイベントへの参加が含まれます。

「イルミナは、業界をリードするゲノム学を利用することにより、殊に体外受精の転帰の改善に尽力していますが、ARTの転帰に影響する要因が数多く存在することも十分に理解しています。」と話すのは、イルミナのReproductive and Genetic Healthの副社長であり統括マネージャーであるTristan Orpin氏です。「ドイツのダルムシュタットを本拠とするMerck KGaAやGeneaと共にGlobal Fertility Allianceを設立することは、私たちの知見をより幅広いコミュニティとシェアし、世界規模でARTの医療行為にアラインメントやより高い一貫性をもたらす支援ができる素晴らしい機会を得たことを意味します。ドイツのダルムシュタットにあるMerck KGaAとは既にその他の治療分野でも協力関係にあり、今回の不妊治療分野における革新家たちの提携が、医療従事者、不妊治療を行うラボ、そして最も重要となる患者に多大な好影響をもたらすことを確信しています。」

「世界中の不妊治療対象者の受精成功率を上げること、不妊治療科学を進展させることは、私たちの任務に不可欠な要素です。」と話すのは、Geneaの最高経営責任者であるTomas Stojanov氏です。「ARTにおける卓越した技術開発を目指す新たなGlobal Fertility Allianceが当分野での自動化や標準化を進め、患者に最良の転帰をもたらす上で医療従事者を支援していくことになります。」

今回の構想を急速に進展させるために、イルミナ、ドイツのダルムシュタットを本拠とするMerck KGaA、およびGeneaは積極的にAllianceの活動に貢献し、定期的に会合する代表者会を設立します。同時に、技術の革新を進め、ARTの転帰を改善する一貫した取り組みを実証していく新たなメンバーを招待し、共に活動を行います。

イルミナについて イルミナ(www.illumina.com)は、ゲノムに潜在する威力を解明することにより、ヒトの健康を改善しています。革新的な取り組みに注力することにより、研究、臨床、および応用市場でお客様に製品を提供しながら、DNAシーケンスおよびアレイベースの技術におけるグローバルリーダーとしての地位を確立してきました。私たちの製品は、ライフサイエンス、腫瘍学、生殖医療、農業およびその他新たなセグメントでの応用に利用されています。イルミナ製品についての詳細はこちらから:www.illumina.com、また@illuminaでフォローしてください。

ドイツのダルムシュタットを本拠とするMerck KGaAとそのバイオ医薬品事業について ドイツのダルムシュタットに本社を置くMerck KGaAは、ヘルスケア、ライフサイエンス、およびパフォーマンスマテリアルズにおいて革新的で最高品質の先端技術による製品を提供する主要企業の一つです。当社は、バイオ医薬品、コンシューマーヘルス、Allergopharma、バイオ後続品、ライフサイエンス、パフォーマンスマテリアルズの6つの事業を展開し、2014には113億ユーロの売り上げを計上しています。66か国で約39,000の従業員が、患者のクオリティ・オブ・ライフを改善し、患者の良好な転帰を促し、世界規模での課題に応える支援を続けています。1668年にドイツのダルムシュタットに創設されたMerck KGaAは世界で最も歴史の長い医薬品および化学品企業であり、その革新的創造性、事業の成功および責任ある企業家精神で象徴される企業です。創業家であるメルク家が約70%の株式を所有し、今日まで会社の主要な資本家であり続けています。ドイツのダルムシュタットにあるMerck KGaAが、グローバルでのMerckの名称およびブランド使用権を所有しています。唯一の例外は、MerckがEMD Serono、EMD Millipore、およびEMD Performance Materialsとして経営するカナダと米国になります。

ドイツのダルムシュタットにあるMerck KGaAのバイオ医薬品事業は同じくドイツのダルムシュタットに本社を置き、150の国々で優れたブランド製品を展開して、癌、多発性硬化症、不妊、内分泌疾患や代謝異常、および心疾患の患者を救っています。

ドイツのダルムシュタットにあるMerck KGaAのバイオ医薬品事業は、専門医の指示により処方される化学由来成分および生物由来成分の薬剤の発見、開発、製造および販売を行っています。私たちは、私たちの事業の中核を成す神経学、腫瘍学、免疫腫瘍学および免疫学の分野で新しい療法をお届けすることに、変わることなく尽力を続けています。

Geneaについて Geneaは、およそ30年もの間、不妊治療のパイオニアとして、生殖補助医療での画期的な手法や技術の研究、開発、導入に携わってきました。Geneaは密に相互連携した以下の3つの企業グループで構成されています。

Genea Fertilityはオーストラリア、ニュージーランドおよびタイの全域に診療所を所有しています。

Genea Biomedxは、不妊治療の標準化および自動化を支援する、実践的で利用しやすい不妊治療の精密技術を開発し、製造しています。当社のGenea Fertilityとの類いまれな関係は、Genea Biomedxが患者の視点を真に理解できるメーカーであることを意味しています。そこにこそ、Genea Biomedxが世界初の自動ガラス化装置を開発し、その製品パイプラインにその他非常に進んだプロジェクトを抱える理由があります。

Genea Biocellsは、疾患特異的な健側のヒト多能性幹細胞プラットフォームや、研究で使用される培養基や低分子化合ライブラリーなど初の頑健な骨格筋の分化プラットフォームを含む分化した細胞、薬剤や細胞療法の開発を独自に行っています。Genea Biocellsは、産学の科学者と協力し、化学生物学や幹細胞主導のアプローチを利用した革新的なプロジェクトを進めています。

イルミナの将来予測に関する記述 本プレスリリースには、リスクおよび不確実性を含む将来予測に関する記述が含まれている可能性があります。将来予測に関する記述と大きく異なる実態が生じる重要な要素としては、当社が米国証券取引委員会(SEC)に提出する最新のフォーム10-Kおよび10-Q等の届出またはカンファレンス・コール(日時は事前に連絡されます)にて開示される情報にて説明されるその他の要因等があげられます。イルミナは本リリースの日付後において、これらの将来の予測に関する記述について更新する予定はありません。

出典:イルミナ・インク

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