2017年10月26日
イルミナとPillar Biosciences, Inc.は本日、次世代シーケンサー(NGS)ベースの体外診断(IVD)検査を開発する契約を発表しました。契約条項に基づき、Pillar BiosciencesはイルミナMiSeq−(*Dx装置で実施される一連の診断検査の開発を主導します。
Pillar Biosciencesは、臨床ユーザーのためにターゲットNGSパネルの効率と性能を最大化する革新的なテクノロジーである、Stem Loop Inhibition Mediated Amplification(SLIMamp®)を開発しました。
Pillar BiosciencesのCEOであるGang Song博士は次のように述べています。最先端の2つのNGSテクノロジーであるSLIMampとMiSeqDxを組み合わせることで、手頃な価格のプレシジョンメディシンが可能になり、NGSを臨床検査室で利用できるようになります。
SLIMampテクノロジーは、わずか2.5 ngのDNAを持つシングルチューブからの高度にマルチプレックスされた反応に最適化されており、FFPEおよびバイオフルードからのシーケンスをサポートします。自動化を可能にするために特別に設計されたこの製品は、MiSeqDxのパワーを活用して優れた均一性と特異性を提供できるユニークなテクノロジーを提供します。SLIMampベースのNGSパネルは、GCリッチな領域や低品質のサンプルを含む関心領域で高感度のバリアント検出を提供します。Pillarは、2018年から複数のNGSアッセイをFDAに提出する予定です。