イルミナは、1,300種にわたる最大4,000個体の動物のゲノム解析を行い、約50年前に保存された生物学的サンプルからゲノム情報を解明
シーケンスにより、数十年にわたり保存されてきた生物多様性と、最先端のマルチオミクス技術との連携が実現
サンディエゴ発、2026年2月3日付 /PRNewswire/ -- Illumina, Inc.(NASDAQ:ILMN)は本日、サンディエゴ動物園野生生物アライアンス(San Diego Zoo Wildlife Alliance、SDZWA)のFrozen Zoo®とのシーケンス契約を発表しました。設立から50年を経たバイオバンクは、動物王国における絶滅の危機に瀕している種の生細胞をまとめた、世界で最も包括的で多様なコレクションです。イルミナは、Frozen Zoo®の1,300種を表す最大4,000のサンプルのシーケンスを行います。ゲノムに関する洞察は、世界中の動物種の保護に向けた現実世界の保護課題や取組みに応用されます。また、サンプルのサブセットは、野生生物医学、進化的生物学、生物多様性保全に関する重要な洞察を解き明かすことを目的とする、画期的なマルチオミクス研究に使用されます。
「イルミナは、SDZWAとの提携を通じて、Frozen Zooの次の時代に力を与えることを誇りに思います」と、イルミナのAdvanced Sciences部門バイスプレジデント兼グローバルヘッド、Cande Rogertは述べています。「このコラボレーションは、マルチオミクステクノロジーがこれらの重要な生物多様性バイオバンクの可能性を活性化する方法の素晴らしい例となります」
世界中の保全関連サイエンティストは、絶滅の危機に瀕した種からサンプルを採取するために、時間との戦いを繰り広げています。これらのサンプルはFrozen Zoo®などのバイオバンクに保管され、次第に壊れやすくなる生物多様性のレポジトリとして機能します。これらのバイオバンクサンプルのシーケンスにより、研究者らは、生物種の保護と生態学的回復力の促進に役立つゲノム洞察を得ることができます。
「このコラボレーションは、生物多様性の喪失を阻止し、逆転させる私たちの能力を加速させるゲノム発見の新時代を迎えるものです」と、SDZWAのBenirschke寄付を受けた保存科学担当バイスプレジデントであるMegan Owen氏は述べています。「Frozen Zooの今後50年間は、保全サイエンティストのグローバルネットワークとスケーラブルなマルチオミクステクノロジーに依存し、バイオバンクサンプルの影響を最大化します」
サンディエゴ動物園野生生物アライアンスは、生物多様性バンキングに重点を置いた種生存センターとして、国際自然保護連合(IUCN)種生存委員会と提携しています。イルミナとのパートナーシップの目的は、世界中の保全活動におけるシーケンスの価値を示していくことです。この取組みを可能にするため、イルミナはFrozen Zoo®の野生生物を表すサンプルから全ゲノムシーケンスデータを生成し、サンディエゴ動物園野生生物アライアンスとその共同研究者が研究に活用できるようにします。
サンプルの一部は共同研究プロジェクトに利用可能であり、そこでイルミナのマルチオミクスソリューションが、自然保護研究者が遺伝的多様性や集団履歴に関する情報を解明するうえで役立ちます。また、このコラボレーションは、保全科学のためのマルチオミクスワークフローの検証にも有用であり、ヒト以外のサンプルでも信頼できる機能を発揮します。
「私の父、Kurt Benirschke博士は、1975年にFrozen Zooを設立しました。希少で絶滅危惧種のDNAを保全することが重要であると考えていましたが、その理由や方法については正確に把握していませんでした」と、SDZWA理事会の議長であるRolf Benirschke氏は語っています。「もし彼が存命であったら、自身のビジョンがイルミナとのこの重要なコラボレーションにつながり、保全に関連する科学領域を劇的に拡大し強化することになったと知って、喜ぶことでしょう」
ゲノミクスの洞察は、コアラのがんリスクに関する理解を深める
イルミナは、自社のiConserveプログラムを通じて、サンディエゴ動物園ワイルドライフアライアンスと協力し、Frozen Zoo®とのコラボレーションに加えて、マダガスカルにおけるキツネザルの保全やアフリカにおけるゾウの遺伝子マッピングにも取り組んでいます。iConserveは、喫緊の保全ニーズを抱えるプロジェクト遂行を可能にし、種の保護と管理の決定をサポートする保全ツールとしてゲノミクスを提唱することにより、保全を推進しています。
先月Nature Communicationsに掲載された最近のiConserveプロジェクトが、コアラゲノムのシーケンシングが、動物園および野生におけるコアラの保全管理の決定にどのように役立つかを示しています。コアラは、動物園の獣医が検知し治療することが難しいがんに関連するレトロウイルスの影響を受けやすい動物です。イルミナは、iConserveプログラムを通じて数十年にわたって収集されたサンプルから、サンディエゴ動物園のコアラ91頭の高カバレッジ全ゲノムシーケンスデータを生成しました。こうしたシーケンスは、これらのウイルスが集団全体でコアラゲノムにどのように統合されるかを明らかにします。この協力的な取り組みにより、コアラDNAにおける遺伝性および新たに生じたウイルスゲノムの統合が同定されました。また、遺伝リスクスコアの開発や、動物園や野生動物のコアラ集団のがんリスクを低減し、より健康的な転帰をサポートする場合に有用となる、長寿育種インデックスの作成も進めました。
イルミナについて
イルミナは、ゲノムの持つ力を解き放つことによってヒトの健康向上に努めています。イノベーションにおけるイルミナの取り組みは、DNAシーケンスとアレイベーステクノロジーの世界でイルミナをグローバルなリーダーに押し上げ、研究、臨床、応用市場で顧客にサービスを提供しています。イルミナの製品は、ライフサイエンス、腫瘍学、生殖医学、農業、その他の新興分野のアプリケーションで利用されています。詳細については、illumina.comを参照してください。また、X、Facebook、LinkedIn、Instagram、TikTok、YouTubeでも当社の情報をお届けしています。
サンディエゴ動物園野生生物アライアンス(SSDZWA)について
非営利の保全リーダーであるサンディエゴ動物園野生生物アライアンスは、自然に対する情熱と、より健康的な世界のための協働を鼓舞しています。当アライアンスは、世界的に有名なサンディエゴ動物園とサンディエゴ動物園サファリパークという、いずれも主要な動物学施設であり、認定植物園でもある施設においてグローバルなパートナーシップと画期的な取組みを通じて、革新的な保全科学をサポートしています。野生生物ケアの専門知識、最先端の科学、継続的な協力を通じて、44種以上の絶滅危惧種が生息地に再導入されています。当アライアンスは、San Diego Zoo Wildlife Explorersというテレビ番組(14カ国の小児病院で視聴可能)を含む、170カ国における2つの保全パークやメディアチャネルを通じて、年間10億人以上の人々に情報提供しています。Wildlife Allies(メンバー、ドナー、ゲスト)がその成功を可能にしています。
サンディエゴ動物園野生生物アライアンスのFrozen Zoo®について
Frozen Zoo®は、野生生物から生細胞と生殖物質を保全することを目的とした世界初の大規模低温生物バンクであり、この種のバンクとしては最大かつ最も多様性のあるコレクションです。1975年にKurt Benirschke医学博士によって設立されたFrozen Zooは、現在、1,300種にわたる4,000個体から、11,500点を超えるサンプルを保管しています。摂氏約マイナス196度で液体窒素内に保管されているコレクションには、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、魚類、植物、海洋無脊椎動物、昆虫の細胞、胚、配偶子が含まれます。Frozen Zoo®は、サンディエゴ動物園野生生物アライアンスの野生生物多様性バンクを構成する、6つのユニークなバイオバンキングコレクションのひとつです。これらのコレクションを合わせることで、生物多様性を維持するためのさまざまなアプローチを可能にしています。詳細については、sdzwa.org/frozen-zooをご覧ください。
連絡先
イルミナ
メディア向け:
Christine Douglass
PR@illumina.com
サンディエゴ動物園野生生物アライアンス
メディア向け:
Meghan Breen
mbreen@sdzwa.org
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SOURCE Illumina, Inc.



