NovaSeq 6000システムの仕様

パワフルな性能

アウトプット、ランタイム、リード長、サンプルスループット、その他の主要なNovaSeq 6000システムの仕様をご覧ください

様々なリード長用フローセル当たりのアウトプット*

NovaSeq 6000システム
フローセルタイプ SP S1 S2 S4
1 × 35 bp 該当なし 該当なし 該当なし 280~350 Gb
2 × 50 bp 65~80 Gb 134~167 Gb 333~417 Gb 該当なし
2 × 100 bp 134~167 Gb 266~333 Gb 667~833 Gb 1600~2000 Gb
2 × 150 bp 200~250 Gb 400~500 Gb 1000~1250 Gb 2400~3000 Gb
2 × 250 bp** 325~400 Gb 該当なし 該当なし 該当なし

* 対応しているクラスター密度でのイルミナPhiX コントロールライブラリーに基づく仕様。
**最大リード長。

フローセル当たりのパスフィルター(PF)リード

NovaSeq 6000システム
フローセルタイプ SP S1 S2 S4
シングルエンドリード 6億5千万~8億 13億~16億 33億~41億 80憶~100憶
ペアエンドリード 13億~16億 26億~32億 66億~82億 160憶~200憶

クオリティスコア*とランタイム

NovaSeq 6000システム
フローセルタイプ
v1.5試薬キット
SP S1 S2 S4
クオリティスコア  
1 × 35 bp 1 × 35 bpでは、Q30以上の塩基が90%以上
2 × 50 bp 2 × 50 bpでは、Q30を超える塩基が90%以上
2 × 100 bp 2 × 100 bpでは、Q30を超える塩基が85%以上
2 × 150 bp 2 × 150 bpでは、Q30以上の塩基が85%以上
2 × 250 bp 2 × 250 bpでは、Q30以上の塩基が75%以上
ランタイム  
1 × 35 bp 該当なし 該当なし 該当なし 約14時間
2 × 50 bp 約13時間 約13時間 約16時間 該当なし
2 × 100 bp 約19時間 約19時間 約25時間 約36時間
2 × 150 bp 約25時間 約25時間 約36時間 約44時間
2 × 250 bp 約38時間 該当なし 該当なし 該当なし
フローセルタイプ
v1.0試薬キット
SP S1 S2 S4
クオリティスコア  
2 × 50 bp 2 × 50 bpでは、Q30以上の塩基が85%以上
2 × 100 bp 2 × 100 bpでは、Q30以上の塩基が80%以上
2 × 150 bp 2 × 150 bpでは、Q30以上の塩基が75%以上
2 × 250 bp 2 × 250 bpでは、Q30以上の塩基が75%以上
ランタイム  
2 × 50 bp 約13時間 約13時間 約16時間 N/A
2 × 100 bp 約19時間 約19時間 約25時間 約36時間
2 × 150 bp 約25時間 約25時間 約36時間 約44時間
2 × 250 bp 約38時間 該当なし 該当なし 該当なし

* クオリティスコア(Q-score)とは、ベースコーリングにおけるエラーの発生率を予測するものです。Q30以上の塩基のパーセンテージは全体のランの平均です。クオリティスコアは、NovaSeq 6000システムで、イルミナのPhiXコントロールライブラリーを使用したNovaSeq試薬キットのランに基づきます。パフォーマンスはライブラリータイプやクオリティ、インサートサイズ、ローディング濃度およびその他の実験要因に応じて変わることがあります。
† ランタイムには、クラスター形成、シーケンス、およびベースコールが含まれます。ランタイムは、同じ種類の2つのフローセルに基づいて計算されます。2種類の異なるフローセルを使用する場合は、ランタイムに影響が出ます。

主要アプリケーション用サンプルスループット概算*

NovaSeq 6000システム
フローセルタイプ SP S1 S2 S4
ラン当たりのヒトゲノム 約4 約8 約20 約48
ラン当たりのエクソーム 約40 約80 約200 約500
ラン当たりのトランスクリプトーム 約32 約64 約164 約400

*すべてのサンプルスループットは、デュアルフローセルのランに基づく概算値です。ヒトゲノムは、30xゲノムカバレッジを達成するために、1サンプル当たり>120 Gb超のデータを想定してます。エクソームでは、約8Gb/100xを想定しています。トランスクリプトームでは50Mリード以上を想定しています。スループットは、使用されるライブラリー調製キットに応じて変わります。

装置の仕様

装置の構成
  • コンピューターおよびタッチスクリーンディスプレイ
  • 設置とアクセサリー
  • データ収集および解析ソフトウェア
内蔵制御コンピューター
  • ベースユニット:Intel i7 4700EQ CPU搭載Portwell WADE-8022
  • メモリー:2 × 8 GB DDR3L SODIMM
  • ハードドライブ:なし
  • ソリッドステートドライブ(SSD):256 GB mSATA
  • オペレーティングシステム:Windows 10
  • 備考:コンピューター構成は定期的にアップグレードされます。現在の構成については、担当者にお問い合わせください
動作環境
  • 温度:19℃~25℃(22℃±3℃)、1時間あたりの温度変化<2℃
  • 湿度:相対湿度20%~80%、結露なし
  • 高度:2000メートル(6500フィート)未満
  • 換気:最大8530BTU/hおよび平均6000BTU/h
  • 屋内専用
レーザー
  • 波長:532 nm、660 nm、780 nm、790 nm
寸法
  • 幅×奥行×高さ:80.0 cm × 94.5 cm × 165.6 cm (モニター含む)
  • 重量: 481 kg、リークトレイの場合は 3.5 kg、キーボードとマウスの場合は 0.9 kgを含む
梱包寸法
  • 梱包幅×奥行×高さ:92 cm × 120 cm × 118 cm
  • 梱包重量:628 kg
電源要件
  • 200~240 VAC 50/60Hz、16A、単相、2500 W
  • 使用地域に対応した無停電電源装置(UPS)を提供
ネットワーク接続
  • システムとデータ管理システム間は、1Gb 接続専用。直接またはネットワーク経由で接続
ネットワーク接続の帯域幅
  • 装置1台につき200 Mb/s:内部ネットワークでのアップロード
  • 装置1台につき200 Mb/s:BaseSpace Sequence Hubでのアップロード
  • 装置1台につき5 Mb/s:装置のオペレーションデータのアップロード
詳細仕様書シートを見る(PDF)
Novaseq 6000システム図面

主要なテクノロジー

Sequence by Synthesis(SBS)テクノロジー

NovaSeq 6000システムは、実績あるイルミナSBSテクノロジーを採用し、精確なデータと安定した性能を提供します。SBSケミストリーは、蛍光標識したヌクレオチドを使用する可逆的ターミネーター法を使用します。この手法では、伸長しているDNA鎖に取り込まれる塩基を1塩基単位で検出し、数十億もの配列を並行して読み取ります。

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パターン化フローセル技術

NovaSeq 6000シリーズは、パターン化フローセルテクノロジーを採用しており、幅広いシーケンスアプリケーションに対応する驚異的なレベルのスループットを生成します。パターン化フローセルでは数十億ものナノウェルが固定された位置に存在するため、クラスター間隔が調整できます。これにより、シーケンスリード数とシステムの総出力を飛躍的に向上させることができました。

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