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ビッグデータとビッグバイオロジーの融合

Xconomyイベントでは、ゲノミクスの応用が拡大するにつれ、データに関する考慮事項が浮き彫りになります

ビッグデータとビッグバイオロジーの融合
2016年4月5日

サンディエゴで開催されたイルミナ主催のXconomyイベントでは、ライフサイエンスのエグゼクティブ、投資家、研究者、ソフトウェア起業家が集まり、ビッグデータとビッグバイオロジーの交差点について話し合いました。  

イルミナのFrancis deSouza社長は、このトピックに関する考えを共有することでこのイベントを開始しました。

ゲノミクスほど大きなビッグデータはありません、とdeSouza氏は述べました。Netflixリポジトリは約700テラバイトで、200,000ゲノム強のゲノムを保持しています。世界人口は70億人を超え、2050年までに90億人以上に成長すると予想されています。すべての人のゲノムをシーケンスすると、約5,000倍のデータが得られます。これには、フェノタイプ情報や個人のウェアラブル端末からのデータなど、個人の健康に関連するデータのその他の情報源は含まれません。私たちが扱っているデータ量は大量です。 

deSouzaを追加。ゲノミクス革命は、従来のハイテク産業とライフサイエンスの大きな交差点を推進しています。Amazon、Google、Microsoft、IBM、Intel – ゲノミクスによって引き起こされるデータ急増がビッグデータに与える影響を、全員が理解しています。当社が集団研究を行い、プレシジョンメディシンの臨床アプリケーションに移行するにあたり、ゲノミクス企業と契約していることは驚くことではありません。

イベントの一環として、DeSouzaはバイオテクノロジーにおけるベンチャーキャピタルの資金調達について議論するパネルを司会を務めました。Qualcomm Life FundのシニアインベストメントマネージャーであるLucian Iancoviciと、サンディエゴに拠点を置くヘルスケアベンチャーキャピタル企業であるDomain and AssociatesのパートナーであるKim Kamdarが、deSouzaに加わりました。

私たちは、企業の技術面、規制面、分析面を理解している熱心な起業家を探しています。克服すべき課題には、臨床試験における新しいパラダイムや、予測医療アプリケーションに実際に使用するのに十分なデータを理解することが含まれます。

ゲノムデータと大規模な表現型データのマッチングには課題があります。Iancovici博士は、さらなる制御と自動化が必要であると付け加えました。

“シーケンスデータの生成をより簡単、迅速、低コストにするために長い道のりを歩み、ゲノムのパワーを解き放つことに近づいています”とdeSouza氏は述べました。