iHope™ Genetic Healthプログラムでは、全ゲノムシーケンスへのアクセスの可用性を世界各地の中低所得社会に広げようとしています。そして基金の3分の1を超える額がアフリカの患者に割り当てられます。
SAN DIEGO, Nov. 16, 2021 /PRNewswire/ -- Illumina, Inc.(NASDAQ: ILMN)とGenetic Allianceは、本日、遺伝性疾患に罹っている世界中の何万人もの患者に全ゲノムシーケンスへのアクセス(WGS)手段を提供することを目的としたiHope™ Genetic Healthプログラムの創設を発表しました。iHope Genetic Healthの取り組みの半分以上が、アメリカ合衆国以外の、必要とされる地域に向けられ、イルミナのサポートの3分の1を超える取り組みがもっぱらアフリカの患者を対象としています。
「iHope™ Genetic Healthの創設により、疾患、地域、収入を問わず、全ゲノムシーケンスで得られるメリットをできるだけ多くの人々が享受できるよう私たちは取り組みを広げています」と、イルミナのチーフエグゼクティブオフィサーであるFrancis deSouzaは言います。「ヒトのゲノムの潜在能力を解き放てば、他の誰にも見つけることのできない、劇的に人生を変えることのできる答えを見つけることができます。」
この最重要プログラムを通じて、イルミナは、Genetic Alliance(国際的NPO)による遺伝学の発展を目標に、それによってヒトの健康にメリットをもたらし、まれな遺伝性疾患に罹っている患者の正確なゲノム診断ができるよう、診療所と必要なゲノムテクノロジーを備えた研究所のネットワークの構築を目指します。このプログラムの一環として、Genetic Allianceは製薬、テクノロジー、ヘルスケア企業と提携し、患者がデータ、治療介入、継続中の支持療法にアクセスできるようサポートしています。
「1986年の立ち上げ当初から、Genetic Allianceの使命は、遺伝性疾患の影響を受けている人々がその症状を軽減するための診断や医療的介入を受けることができる世界の実現でした」とは、Genetic AllianceのCEO、Sharon Terryの言葉です。「遺伝子疾患と診断された2人の子供の母親として、診断を求める終わりなき旅を経験しているすべての人々に対応できる公平なシステムを作り上げるまで、私に休みはありません。iHope Genetic Healthで、私たちは人々、家族、そして社会のための場所の提供と、彼らが直面している問題を彼ら自身の価値観と文化に応じて解決することの必要性を認識しています。」
iHopeTM Genetic Healthは、イルミナのこれまでのiHopeへの取り組みの成功の上に作り上げられるものであり、世界各地の臨床研究室やケアセンターが、まれな疾患やその他の遺伝子疾患による影響を受けている患者の試験ができるようプログラムの対象範囲を広げます。世界で3億人が遺伝性疾患に罹っており、その大多数が子供です。豊かな国々では、このような患者は7年間も診断が確定しないことも多く、貧しい国や中程度の地域では、多くの家族が子供の遺伝性疾患の原因を知らないままに終わります。全ゲノムシーケンスへのアクセスの可用性を広げることができれば、多くの家族が抱えている心理的なストレスや収入の損失軽減に役立つことでしょう。
「Human Genome Project(ヒトゲノムプロジェクト)の成功は、疾患の原因となるDNAの変化を正確に標的とする治療を可能にすることで、医薬に革命をもたらしました」と、National Institutes of Healthの所長であるFrancis S. Collins(MD, PhD)は言います。「ゲノムシーケンスのコストはこの10年で劇的に下がりましたが、多くの人々にとってはそれでも高価な治療です。人生に変革をもたらすこのテクノロジを利用しやすくする、重要なイニシアチブを立ち上げてくれたGenetic Allianceに拍手を送ります。医薬へのアクセスは、常に皆のとっての権利であり特権ではありません。」
診断と医療の旅の途上にある患者を確実にサポートするため、iHope Genetic Healthは、疾患アドボカシー、テクノロジ、製薬、臨床サポート組織のネットワークのサポートを受けることになります。
「診断が必要な遺伝性疾患患者を助けるという道徳的な要請を受けています」とIlluminaのiHopeを率いる科学研究担当バイスプレジデントのRyan Taft, PhDは言いました。「iHope Genetic Healthは、世界のゲノム医薬の流れを変え、それなしには存在さえも知られなかった患者を助けることになります。私たちのビジョンは、必要とするすべての患者にゲノムを提供することであり、健康を求める旅のあらゆる地点で患者を支援するパートナーのネットワークです。」
iHope Genetic Healthは、全ゲノムシーケンス臨床プログラムの適用の見直しを2022年2月に開始します。詳細については、ihopegenetichealth.orgにアクセスしてください。
イルミナについて
イルミナは、ゲノムの持つ力を解き放つことによってヒトの健康向上に務めています。イノベーションにおけるイルミナの取り組みは、DNAシーケンスとアレイベーステクノロジーの世界でイルミナをグローバルなリーダーに押し上げ、研究市場、臨床市場、応用市場で顧客にサービスを提供しています。イルミナの製品は、ライフサイエンス、腫瘍学、生殖医学、農業、その他新たに登場しつつある分野で利用されています。詳細については、www.illumina.comを参照してください。また、Twitter、Facebook、LinkedIn、Instagram、YouTubeでもイルミナの情報をお届けします。
Genetic Allianceについて
Genetic Allianceは、1986に創設されたNPOであり、個人、家庭、社会に向けたハイテクプログラムやハイタッチプログラムの展開においてリーダー的な立場にあります。この活動により、健康を求める人々の現実的なニーズにすみやかに対応し、ヘルスシステムを変革します。Genetic Allianceは10,000の組織で構成され、うち2,000は疾患と患者のアドボカシー基金です。地域健康プログラム、社員健康プログラム、地域NPO、宗教法人、地域固有プログラムを包括し、その対象と使命を拡張し、成長しています。詳細についてはgeneticalliance.orgにアクセスしてください。
将来の見通し
このリリースでは、ゲノムデータの保存費用と管理費用の節減などのリスクや不確実性に関連した将来見通しについて述べています。実際の結果が将来の見通しに関する記述の結果と大きく異なる可能性がある重要な要因には、次のものがあります:(i)新製品や新規サービスの開発と立ち上げにつきものの課題、(ii)パートナーシップを首尾よく管理する当社の能力、(iii)特に開発途上市場における、新製品、新規サービス、新規用途を展開する当社の能力、(iv)顧客およびその他の利害関係者による、新たに立ち上げられた製品またはサービスの受け入れ。これには、展開後の当社および顧客の期待に応える場合と満たさない場合があります。これに加えて、当社による最新のForm 10-KとForm 10-Qの提出、または日時が事前に公表された、公開電話会議で開示された情報など、米国証券取引委員会への提出書類に詳述されているその他の要因があります。以上の将来見通し記述の更新、アナリスト予想の見直しや確認、暫定レポートや現在の四半期の進捗状況の更新の提供について、イルミナにその義務はなく、またそれを実行する予定もありません。
連絡先
イルミナ関連:
投資家
Brian Blanchett
858.291.6421
IR@illumina.com
メディア
Dr. Karen Birmingham
欧州、中東、アフリカ:+44 7500 105665
米国:646.355.2111
kbirmingham@illumina.com
Genetic Alliance関連:
media@geneticalliance.org
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SOURCE Illumina, Inc.