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中国の公衆衛生のため、有能な研究者を増やす

イルミナの奨学金を中国の上位5大学の優秀な学生136名に授与

中国の公衆衛生のため、有能な研究者を増やす
A monument at the Fudan University School of Public Health
2023年9月18日

健全な公衆衛生システムは、医療への普遍的なアクセスにおいて重要な役割を果たすだけでなく、健康中国2030の長期的ビジョンの発展の基盤ともなっています。近年、中国は強力な公衆衛生システムの構築、早期警告と対応メカニズムの改善、疾病の予防、管理、治療における能力の包括的改善に非常に重点を置いています。これらの改善を行うためには人材と専門性を育成することが非常に重要ですが、それはまた、プログラムにおける最大の課題の1つでもあります。

科学研究と診療の統合を推進し、大学、機関、企業間の協力関係を育むという分野を超えた取り組みは、次世代の医師や公衆衛生当局職員の充実に不可欠な要素となっています。そのため、中国国家衛生健康委員会は2022年にInternational Health Exchange and Cooperation CenterがIllumina Public Health Education Scholarshipプログラムを開始しました。

北京大学健康科学センター、北京協和医学院、復旦大学、華中科技大学、中山大学の中国の一流5大学がこのプログラムに参加し、5年間の奨学金制度を通じて700名以上の学生を支援しています。今月、5大学の136名の学生が奨学金を受け取りました。

奨学金の審査委員会の代表であり、北京大学健康科学センターの副所長であるXiao Yuan氏は「選考過程で、優れた個性と適性を持つ卓越した人材を数多く発掘しました」と述べています。「奨学金を授与し、受給者を選出することで、学生の意欲が高まり、教育現場において、ロールモデルが学生たちに刺激を与えると期待しています。さらに、公衆衛生人材の育成を促進するための媒介として、奨学金を活用することを目指しています」

イルミナの企業の社会的責任部門のグローバルリーダーであるSharon Vidal氏は、次のように付け加えます 「イルミナは、地元のコミュニティに積極的に還元することに尽力しています。将来のサイエンティストやイノベーターが公衆衛生教育を受ける機会にアクセスできるよう投資することで、新たに革新的テクノロジーの機会が生まれ、社会福祉への投資が増え、すべての人にとって公衆衛生が効果的に改善されます」