次世代シーケンサー(NGS)は、疾患の原因となる遺伝子バリアントの同定を容易にし、遺伝性疾患検査のブレークスルーの促進に役立っています。当社は、遺伝性疾患や希少疾患が世界中の家族に深刻な影響を与えていることを認識しており、早期発見と介入を促進するためのソリューションを開発しています。遺伝子診断は、予後を改善し、永続的な健康を促進し、ヘルスケアにおける遺伝学の重要性についての認識を高めるのに役立つ可能性があります。
遺伝性疾患や先天性異常は、乳幼児の入院や死亡の主な原因となっています。1希少疾患の少なくとも39%には、同定可能な遺伝的病因があります。2成人の場合、突発性心停止の25%は、遺伝的な疾患によるものです。3,4
「世界で3億5千万人の人が、未診断の疾患を抱えています。私は、その一人ひとりが答えを見つけてほしいと思っています。」
世界の人口の2~6%が希少疾病に罹患しています。5,6これらの希少疾病の80%は、遺伝的要素を含んでいますが7、多くの患者は診断を受けるまでに何年も苦しんでいます。当社は、希少疾患のゲノミクスをよりよく理解することで、このような診断までの長期に渡る苦悩をなくすことに尽力しています。
突発性心停止は、米国における非外傷性死亡の主要原因の一つとなっています。心血管ゲノミクス研究により、心疾患に関連する多くの遺伝子バリアントが同定されてきています。
ゲノム研究により、アルツハイマー病、多発性硬化症、ハンチントン病、パーキンソン病などに関連する遺伝子が発見されています。今日、神経遺伝学とニューロゲノミクスは、神経変性の生物学を理解する上で重要な役割を担っています。
遺伝性希少疾患の全ゲノムシーケンスにより、数日で診断ができるようになります。これにより、病気の子供の親たちは、何ヶ月、時には何年もかけて結論の出ない検査を繰り返さなくてすむようになる可能性があります。デューク大学のDr. Vandana Shashiと、Undiagnosed Diseases NetworkのKimberly LeBlancが、シーケンスによって希少疾患患者の診断までの道のりをいかに短縮できるかについて論じています。
全ゲノムシーケンス(WGS)および全エクソームシーケンス(WES)は、染色体マイクロアレイよりも高い診断的有用性を提供します。8 WGSとWESが、いかに包括的アッセイを作成し、最新のゲノム発見に適応可能で、新しい知見を既存のワークフローに組み込むことができるかについてご覧ください。
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