詳細

ブースでは、MiSeq システム 実機を展示するとともに、既知・新規いずれの融合遺伝子も検出できるライブラリー調製キットなど、病理学研究にご利用いただける最新のNGSソリューションをご紹介します。がんゲノム解析をわかりやすく解説した漫画冊子も配布予定ですので、ぜひイルミナブースにお越しください!

ランチョンセミナー 要旨および詳細

日程 5月9日(木)12:00~12:50
会場 東京国際フォーラム 第7会場 ホールD5
座長 東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科 包括病理学分野
北川 昌伸 先生
演者 国立がん研究センター 中央病院 病理・臨床検査科/ 遺伝子診療部門; 研究所 分子病理分野
森 泰昌 先生
演題 FFPEサンプルを用いた次世代シーケンシング:それは病理医に何を与えるのだろうか?
要旨 病理医は、日常的にホルマリン固定パラフィン包埋組織(FFPES)を使用し診断を行っている。FFPESは診断に紐付けされ、長期保存され過去の症例にさかのぼりレトロスペクティブな解析が可能となる。現在では、病理組織検体からの遺伝子解析はがん等の確定診断、未知な疾患原因の解明、治療標的候補の探索に用いられてきている。病理医は、多くの場合FFPES作製に携わり、臨床情報、組織形態、免疫染色による形質、腫瘍の不均一性や均一性についての情報を有している。これらの情報は、均一な形態な腫瘍からの転座遺伝子の推測、希少な腫瘍の集積解析、その時点では確定診断が困難であった症例の呼び起こし、同一患者からの腫瘍を既往と比較するなど、病理医ならではのアドバンテージを活かした効率の良い研究へと繋げることが可能となる。今回は、病理診断に基づき組織形態学、分子生物学、および次世代シークエンシングを活用した遺伝子変異同定について自験例をもとに概説したい。
日時
2019/05/09 – 2019/05/11
Location
東京国際フォーラム
Japan
Asia
Topic
Oncology
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