ランチョンセミナー7(LS7)
早期非小細胞肺癌に対する放射線治療におけるcirculating tumor DNA検出の臨床的有用性
日時 | 9月19日(木)11:50~12:40 |
---|---|
会場 | 第9会場(福岡国際会議場 5F 「501」) |
座長 | 東京大学大学院新領域創生科学研究科メディカル情報生命専攻 鈴木 穣 先生 |
演者 1 | 国立がん研究センター先端医療開発センター粒子線医学開発分野 影山 俊一郎 先生 |
要旨 1 | 近年癌領域におけるcirculating tumor DNA(ctDNA)の有用性は議論を待たないが、目的に応じたPanel選択の重要性は高くなっている。今回我々はバイオバンクに保存された早期肺癌患者からの血漿検体に対して(EDTA 2Na保存 4ml)Illumina社TruSight Oncology 500 ctDNA Assay を用いた解析を行った。早期癌であること、EDTA 2Na採血の4ml検体であることなどctDNA検出には厳しい条件の中での解析であったが臨床上有用な情報を得ることが可能であった。本パートではDNA量、感度、特異度など技術的な部分に焦点をあて発表する。 |
演者 2 | 国立がん研究センター東病院 放射線治療科 中村 匡希 先生 |
要旨 2 | 近年circulating tumor DNA(ctDNA)は癌治療の診断、予後予測、微小残存病変の検出治療後モニタリングなど有用性について数多く報告されているが、放射線治療領域での報告は極めて少ない。今回の我々の研究では、Illumina社TruSight Oncology 500 ctDNA Assayを用いたバンキング検体の血漿解析を行い、放射線治療前の早期非小細胞肺癌患者のctDNA解析を行うことで再発高リスク群の選別、再発形式の予測が可能であることを示した。現在の早期非小細胞肺癌に対する放射線治療が抱える問題点を外科切除との対比で明らかにし、その解決に向けて本研究で用いたtumor-agnostic plasma ctDNA解析がもたらす有用性、今後の展望について発表する。 |
※セミナーの冒頭に、イルミナ株式会社 営業本部技術営業部 北野敦史による企業講演を行います。
第83回日本癌学会学術総会にてブースを出展いたします。
ブースでは、弊社リキッドバイオプシーTruSight™ Oncology 500 ctDNAの最新情報をはじめ、マルチオミクス解析に使われる関連製品の情報をご紹介いたします。また、アンケートにお答えいただいた方には、謝礼としてイルミナオリジナルグッズをご用意しております。
ぜひ、イルミナブースにお越しください。