旧称Nextera DNA Flex Library Prepは、現在、Illumina DNA Prep（カタログ番号 20025519、20025520、20018704、20018705）に名称が変更されています。旧称Nextera Flex for Enrichmentは、現在、Illumina DNA Prep with Enrichment（カタログ番号 20025523 および 20025524）に名称が変更されています。これらの製品は、以前のNextera Flexキットと同じタグメンテーションテクノロジーを使用しています。製品性能の仕様およびキット構成に変更はありません。
Illumina DNA Prepテクノロジーが迅速なワークフローを促進
Illumina DNA Prep テクノロジーは、Illumina ライブラリー調製ポートフォリオの中で最も高速で柔軟な DNA シーケンス ソリューションを提供します。オンビーズタグメンテーションケミストリーは、全ゲノムおよびターゲットエンリッチメントワークフローの総ワークフロー時間を短縮します。
Illumina DNA Prep製品ポートフォリオは、イルミナライブラリー調製ケミストリーにおける最新の革命を象徴しています。独自のビーズ結合トランスポソームケミストリーは、DNA抽出、断片化、ライブラリー調製、ライブラリーノーマライゼーションの各ステップを統合し、イルミナのライブラリー調製ポートフォリオの中で最速かつ最も柔軟なワークフローを実現します。
ライブラリー調製は、次世代シーケンサー（NGS）ワークフローにコストのかかる遅延を引き起こす可能性があります。Illumina DNA Prepテクノロジーは、シーケンス前の遅延を減らす迅速なワークフローへの道を開きました。
Illumina DNA Prepテクノロジーのアプリケーション
Illumina DNA Prepテクノロジーは、以下のようなアプリケーションで、DNA抽出からライブラリーノーマライゼーションまでのライブラリー調製時間を短縮するために使用できます。
- さまざまなアプリケーションに対応するあらゆる種（大小）の全ゲノムシーケンス
- イルミナまたは第三者のオリゴベンダーの全エクソームを含む、多数の関心のあるゲノム領域のシーケンス
- あらかじめデザインされた固定パネルによる疾患または表現型に関連するターゲットのシーケンス
- カスタムパネルによる関心領域またはターゲットのシーケンス
品質と使いやすさ
Illumina DNA Prep テクノロジーは、DNA インプット量やゲノム サイズに関係なく、一貫したインサートサイズ、均一なカバレッジ、最適化されたパフォーマンスを提供しながら、さまざまな研究要件をサポートします。ビーズベースのテクノロジーにより、バイアスやエラーの可能性が最小限に抑えられるため、自動化に対応した再現性の高いシーケンスデータが得られます。
Illumina DNA Prep製品ポートフォリオ
シーケンスのためのIllumina DNA Prepワークフロー
Illumina DNA Prepテクノロジーは、ライブラリー調製、高品質のシーケンス、簡素化されたデータ解析を含むNGSの統合ワークフローの一部です。オンビーズタグメンテーションケミストリーは、イルミナのライブラリー調製ポートフォリオで最速のトータルワークフロー時間を実現するため、時間を節約し、ハンズオンタッチポイントを削減します。
ライブラリー調製
全ゲノムシーケンス
約3.5時間／1～1.5時間のハンズオンタイム ターゲットエンリッチメント
約6.5時間／約2時間のハンズオンタイム